■Jimdoを商用利用してみよう!

Jimdo(ジンドゥー)が、かなり「使える」ウェブサイト構築サービスであることは、「何でもやりたいならJimdo」のページで分かっていただけたのではないかと思います。何しろホームページ制作のド素人の僕(しかも文系人間)が、Jimdoで数時間で作ったのがこのサイトなのですから、技術的な敷居がかなり低い、驚異の「使える」サービスであることは間違いありません。しかも先述したように、無料Jimdoプランのサイトですらビジネスに使えるという特色を持った、なかなか他では類を見ないCMSサービスでもあります。

 

そこで、この特設ページ(笑)では、もうひとつ話をすすめて、「商業ホームページ運営で一旗あげる」を究極の目標に、商用利用におけるJimdo活用術を考えていきたいと思います。

 

 

以下、メニュー。

■一歩上を行くJimdoの商業利用を目指そう

■ショーバイは決済!Jimdo&PayPalで構築するショップの作り方

■ショーバイは決済!Jimdoでクレジットカード決済導入はどうする?

Jimdoにせよ何にせよ、小売サイト構築の場合、クレジットカード決済を準備しておくことはもはや常識です。Jimdoで作成したサイトでクレジットカード決済を扱う場合は、大まかに言って以下の2つの方式があります。
まず、第一にJimdo(無料版も有料版も可能)に標準付属のクレジットカード決済機能を使う方法があります。これは一番簡単でおすすめの方法です。その場合はかならずPayPal(ペイパル)経由になります。
(PayPalとは?・・・クレジットカードの決済処理を代行する米国大手企業。海外での人気が先行していたが最近国内で急速に普及)
この方法の場合、サイトオーナー(あなた)と購入者の間にPayPalとクレジットカード各社があり、PayPalがクレジットカード会社とあなたと購入者という3者すべてに対する信用を取り持ち、保証します。その代わり、あなたはPayPalに対し、取引ごとに規定の手数料を支払わなければなりません(手数料に関しては後述します)。この方法を選択する限り、例えばJCBとかMasterCardなどのクレジットカードブランドとあなたが直で契約したり、PayPal以外のクレジットカード提携業者と提携することはできません。その代わりJimdo側とPayPal側にあらかじめ用意されている決済システムをそのまま利用できます。
第二の方法としては、後払いドットコムなどの外部のクレジット決済サービスと提携することです。 小資本でも提携できるサービスは後払いドットコム以外にもいろいろあります。
また、もちろんあなたが大きく投資でき、提携先が増えることに関して労力もいとわないのであれば、もっと上を行き、各クレジットカード会社と直契約することだって自由です。
しかし、この第二の方法の場合、Jimdo側が事前に用意してあるクレジットカードにまつわる決済システムと連動させることはできず(PayPal利用が前提のシステムだから)、あなたのサイトと外部の決済システムとの連動はあなたが構築しなければなりません。
まあ、もっと言えばこの方法におけるサイト構築はJimdoでなくてもできますから、本ページの主旨とは少しズレてきます。
また、決済システムが完備されている外部サービスとして、たとえばこのサイトでも紹介している「カラーミーショップ」でショップを作り、Jimdoで商品説明などの文章部分のコンテンツをつくり、互いにリンクさせるのも手ではあります。カラーミーショップでは普通のホームページは作れませんから、いわば相互補完ですね。
Jimdoサイトにおけるクレジットカード決済の導入は、以上のようにおおまかに2つの方法があるわけですが、当サイトは小資本の法人もしくは独立系の個人向けの内容ですから、現実問題としては、PayPalを利用する以外の選択肢は考えづらいのが正直なところです。PayPalに手数料を支払う必要があるとは言ってもそれはかなり割安ですし、Jimdoも含めてシステム的に決済方法が確立されているというのは、大きな利点と考えられますので。
したがってこのページでは、Jimdo商用ホームページのクレジットカード導入に関しては、PayPalに絞って解説していきたいと思います。

クレジットカード以外では旧来的な決済方法も選択可能
例えば銀行振り込みだけとか、代引きのみとか、あるいはその両方だけで商用サイトを構築することもJimdoでは可能です。要するにクレジットカードやPayPalを必ず利用する必要はありません。

PayPal(=クレジットカード)以外のJimdo商用サイトにおける決済方法は以下になります。
○請求書を発行して代金を回収
 ・・・これは別にJimdoに限らず、どんな方式でも可能な完全アナログ決済方法ですね。
○代金引換
○銀行振り込み
○メールによる確認連絡
 (これはシステムによる決済方法ではなく、お客様からの注文の確認
  後に、お客様のメールアドレスに決済方法を送信するというアナログ
  な方法です。)

Jimdo側に用意されてない決済方法
・コンビニ決済
・バーコード付き請求書の発行(による決済)
なお、Jimdo上で購入者が銀行振り込みを選択しますと、振り込み口座が注文完了画面上または注文完了メールに表示されます。購入者はその口座を確認してから振り込みいただくという流れになります。
「郵便振替」という項目はありませんので選択できません。ただし、決済方法の選択肢で「銀行振込み」と表示される部分は書き換え可能になっています。ですからそこを「郵便振替の場合」などの記載に変更し、振替口座を記入し、その口座に顧客から振込みして頂くことは可能です。要は使いようです。

また、「請求書を発行」を選択しますと、ご注文後に請求書を発行することも可能です。その際にお振込み先の情報を提示する方法もあります。
ということで、Jimdoではクレジットカード以外の決済方法もいろいろ選択できるようになっています。ネットビジネスの世界ではクレジットカード決済がいまや大多数ではありますが、ほかの決済方式も併記しておいた方がより良いのは言うまでもありません。

■手数料など、売上から差し引かれる費用にはどんなものがあるのか?

○Jimdoの販売手数料について
現在、販売手数料 の無料期間は2011年 9月30日まで無料になっていますが、以降についてのJimdoプラン別手数料は、

 

・JimdoFree:商品売価に対し10%の手数料が発生。

・JimdoPro:商品売価に対し5%の手数料が発生。

・JimdoBussiness:ショップ手数料は発生せず。

 

となっています。

ちなみにJimdoによればこの販売手数料の無料キャンペーンは好評だそうでして、無料キャンペーン終了と何回もアナウンスしつつも、その後延期延期の連続で今日に至っています。

これからも無料のままだと非常に嬉しいですね(笑)。

 

○PayPalの手数料について

ショップオーナー(サイトを運営するあなた)に対して、購入者から入金がある際に、PayPalに対する手数料が発生します。

手数料のレートはPayPalとの取引金額の段位によって4段階に分かれており、2.9%から3.6% + \40 JPY(日本円)となりますが、PayPal口座開設当初は3.6% + \40 JPYが標準レートに設定されています(日本国内レート)。
詳しくはこちらのPayPalの手数料に関するページをご確認ください。
https://www.paypal.com/jp/cgi-bin/webscr?cmd=_display-fees-outside

また、上記に加え、PayPalでは、購入者からの入金をサイトオーナーが銀行口座で引き出す際に、手数料が別途かかります。
50,000円以上を引き出す場合は無料、50,000円未満を引き出す場合は、250円の手数料が差し引かれます。

詳細は以下のページに記載があります。
https://www.paypal.com/jp/cgi-bin/webscr?cmd=_display-withdrawal-fees-outside

 

なお、PayPal以外の決済方法でもサイトオーナーに対し手数料がかかる場合があります。たとえば物販の場合、配送業者の代引きサービスなどを利用すると、当然配送業者の所定の手数料がかかります。

また、それ以外にも送料は必ずかかわってきます。

ほかにも銀行振込での決済の場合、時間帯によっては所定の引き出し手数料がかかります。

■具体的にサイト運営側の最終利益はいくらになるの?


上記のような手数料に関し、ここで具体例を挙げてまとめましょう。

例えば10,000円の商品が1つ売れたとします。その際の各手数料とサイトオーナーの利益については、以下のとおりです。
<JimdoFreeの場合>
10,000円          ・・・商品価格
  1,000円(10%)    ・・・Jimdoへの手数料(2011/ 9/30まで無料
   400円(3.6%+40円) ・・・PayPalへの手数料
------------
  8,600円・・・実際のサイトオーナーの利益(2011/10/1以降)


<JimdoProの場合>
10,000円          ・・・商品価格
   500円(5%)    ・・・Jimdoへの手数料(2011/ 9/30まで無料
   400円(3.6%+40円) ・・・PayPalへの手数料
------------
 9,100円・・・実際のサイトオーナーの利益(2011/10/1以降)

<JimdoBusinessの場合>
10,000円          ・・・商品価格
      0円          ・・・Jimdoへの手数料 
     400円(3.6%+40円) ・・・PayPalへの手数料
------------
 9,600円・・・実際のサイトオーナーの利益

となります。
サイトオーナー(あなた)にとって一番負担の大きいJimdoへの手数料が、今なら免除されているわけですので、3コースとも同額の9,600円の手取りになります。Jimdo最上位プランである「Business」コース(月額2,415円)は、このことだけを考慮するのであれば利点が無いと言えます。 また、相対的に見てPayPal手数料は安いとも言えます。PayPalならJimdoには存在しない「手数料取引の段位性」も設定されているので、将来的にはさらに安い手数料になる可能性も、あるにはあります(手数料が一番安い2.9%を実現するために必要なのは、PayPalとの
 取引が1ヶ月で1千万円以上の実績なのだそうです・・・)。

■意外に使える!ビジネスJimdo裏ワザ集

ファビコンをオリジナルのものに変えておこう

■お客様が決済時に戸惑わないようにする~たいへん重要な要素

■お客様にとってJimdo注文~PayPal決済画面は分かりやすいか?

商売全般に言えることですが、何よりも大切なのはサイト構築でも何でもお客様の視点に立って行うことです。そうでなければ自己満足の世界になってしまいますし、成果も出にくいでしょう。

ということでJimdo商用サイトの注文ページからPayPal決済への流れを客観的に見ると、お客様に対する分かりやすさは残念ながらイマイチだと思います。僕がこう考える理由はずばり、PayPal側にあります。PayPalではどーも日本語訳が英語直訳的にカタイのと、訳語の選択が今風でない割りにはあまり一般的でないカタカナ横文字も多く使われており、全体としてわかりづらいのでは?と思っています。まぁ2~3年前よりはPayPalの日本語もだいぶこなれた感じでマシになりましたが、ハリウッド映画に出てくる変てこジャパンみたいな感じがまだ少しするのです(ま、ハリウッドの日本描写の方は最近はマシになってきましたが・・・笑)。

 

そこで、PayPalの決済画面でお客様の戸惑いを少なくするため、不肖わたくしめ(恥ずかしながら告白すると一応TOEIC655点)が、PayPal画面を補足するナビゲーション図を作ってみました。汎用性と言葉の正確性に気をつけて作成しましたので、もしこの出来栄えでよろしければ、ダウンロードしてご自由にお使いになってください。

 

なお、この画面説明図は2011年8月現在のPayPal画面を元に、筆者(石王)が独自に制作したものです。また、この図版使用に伴い、使用者(サイトオーナー)、利用者(該当サイトを通じた購入者)の双方またはいづれかに不利益が万が一生じた場合、当方にその責任は無いことをあらかじめご了承ください。あんまり堅苦しいことは言いたくありませんが念のため。よろしくお願いいたします。