■　独自ドメインを取ろう

ドメインとはhttp://～以降の文字列のこと。簡単に言えばURLとかホームページアドレスという言葉とほぼ同じ意味です。このドメインに関し、自分だけのweb上での住所、つまり独自ドメインを持つことの重要性はいままで各ページで紹介してきた通りです。サブドメインではアパートの住所みたいなものですが、独自ドメインを購入して初めて一軒家の主となります。あなたのHP作成動機が商用にせよ、趣味にせよ、独立自前の気概を打ち出すには、世界で自分唯一のオリジナルドメインの取得が大切です。

また、独自ドメインを獲得する事で可能になるのが、「自HPの歴史を刻んでいくことができる」ということです。これは「ドメイン歴」といって、サイトの価値を計る重要な指数です。今はまだインターネットが世に登場して10数年しか経っていないので、このドメイン歴は相対的に短い期間でも、該当サイトに対する評価が高くなる可能性があります。例えば5年間、独自ドメインでアクセスの多いHPを健全に継続・運営すれば、のちのちは大きな資産評価になるかも知れないのです。そう、HPも「資産」という考えが適用されつつあり、そこでは継続は力なり、なのです。人気のサイトはM&Aや不動産のようにマーケットがあり、そこで売買されています。それはサブドメイン式ホームページでは到達するのが難しい世界です。したがって、こういうところもアパート（他者資産）と自宅（自己所有）の違いに近いものがありますね。

■　ドメイン販売の専門会社

これまで見てきたようにCMSサービス各社は、Jimdoを除くほとんどが独自ドメインを外部から取得する形になっています。これは「おすすめCMSまとめ表」の「独自ドメイン」欄に一覧にしてまとめております。こうした場合、ドメインは外部から買ってきて、自サイトにドッキングする作業（DNS設定など）を行なわなければならないということになります。DNSの設定方法は各CMSサービス会社によって異なるので、個別に問い合わせる必要もあります。したがってここではドメイン販売会社の方を紹介するにとどめます。

オリジナルドメインの販売価格は過去数年間で劇的に価格が下がりました。あまりに価格が下がったため、ドメインの値段はもはや下限と思われます。1年間で2,980円くらいは当たり前かむしろ高めの方で、中には年間500円や50円などという激安価格のドメインもあります。ここまで安くなると、重視すべきは価格ではなく、独自性になります。なぜならドメイン申請は早い者勝ちの世界だからです。